風間龍之輔 歯学博士

歯科医師、歯科医院向け講習会

CAD/CAM Adhesive Cementation

セラミック接着コース

近年CAD/CAMの普及により身近になったオールセラミック修復ですが、臨床の現場では、修復後の不快症状や破折など、術後のトラブルで困惑する声を多く聞きます。特に破折への対応として、いたずらに修復材料の強度を追い求める傾向がありますが、高強度材料を用いても術後の知覚過敏や二次う蝕の発生を抑制することは不可能です。これらトラブルを回避するためには科学的根拠に基づく適切な被着面処理とレジンセメントによる確実な接着操作を習得する必要があります。しかしながら接着材料は日々の進歩が著しく、その最新の情報整理と適切な材料の取捨選択は容易ではありません。無根拠な材料選択と応用方法は致命的な臨床的失敗を招きます。本セミナーでは接着性レジンセメントに関する最新の研究報告に立脚し、セラミック修復に必要な基本的理論と確実な接着を獲得するための臨床的術式を解説致します。また、講師の選定した機器と材料による実践的なCAD/CAM修復物の接着方法をご習得いただき、参加者自身の手技の問題点の明示と具体的な接着力の向上につなげます。

※コース終了後にサーティフィケートを発行いたします。