長期の生存率
25の臨床研究・6,500枚のラミネートベニアを対象としたシステマティックレビューでは、10年推定累積生存率は95.5%と報告されています7。破折を失敗と定義した場合は96.3%、脱離では99.2%、二次う蝕では99.3%、根管治療の必要が生じたケースでは99.0%でした7。
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LAMINATE VENEER
歯を大きく削らずに、前歯の色と形を整える。
ラミネートベニアは、歯の表面をわずかに整えて、薄いセラミックを接着する治療です。かぶせ物のように歯を全周にわたって削る必要がないため、ご自身の歯を最大限に残したまま、色や形、すきっ歯といったお悩みに対応できます。
一方で、この治療の成否は「どこまで削るか」という一点に大きく左右されます。エナメル質の中に形成をとどめられるかどうかで、その後の耐久性は明確に変わることが、複数の臨床研究で示されています。
当院では、CAD/CAMで製作したラミネートベニアの適合性について研究論文を発表した院長が、診査・診断から装着後の経過観察まで一貫して担当します。
ABOUT
歯の表側をおよそ0.3〜0.7mm程度整え、薄いセラミックのシェルを接着する治療法です。歯を全周にわたって削るセラミッククラウンと比べ、削除量を抑えられます。
ラミネートベニアは、歯の表側をおよそ0.3〜0.7mm程度整え、その上に薄いセラミックのシェル(板)を接着剤で貼り付ける治療法です。付け爪をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
セラミッククラウン(かぶせ物)が歯を全周にわたって削るのに対し、ラミネートベニアは主に表側だけを扱います。削除量が少ないぶん、歯の神経(歯髄)への負担も抑えられます。
接着技術と歯科用セラミックの進歩により、現在では天然歯との境目が分かりにくいレベルの色調再現が可能になりました。表面の微細な凹凸(テクスチャー)や透明感まで再現することで、光の反射の仕方が周囲の歯と調和し、「治療した歯」と気づかれにくい仕上がりを目指せます。
当院のセラミック治療全般については診療内容のページ、他院で装着されたセラミックの不具合についてはセラミック治療のトラブルの再治療のページもあわせてご覧ください。
INDICATION
ラミネートベニアは万能な治療ではありません。適応を見極めることが、長持ちさせるための最初の条件です。
該当する項目があっても、直ちに治療が受けられないという意味ではありません。前処置や設計の工夫、あるいは別の治療法の併用によって対応できる場合があります。診査のうえでご説明します。
OPTIONS
前歯の色や形を整える方法は一つではありません。歯を削る量と、対応できる範囲が異なります。削る量が少ない順に、レジン浸潤法・コンポジットレジン充填・ラミネートベニア・セラミッククラウンとなります。
| 治療法 | 歯を削る量 | 得意とすること | 留意点 |
|---|---|---|---|
| レジン浸潤法 (アイコン等) |
原則として削らない | エナメル質の表層にとどまる初期の白斑(ホワイトスポット) | 適応が限られ、深い変色や形態の改善はできません |
| コンポジットレジン充填 (白い詰め物) |
欠損した部分のみ | 限られた範囲の欠けや小さな隙間の修復。1日で完了します | 経年的に変色し、境目に着色が生じます。つぎはぎの再充填を重ねても色や形は整いにくく、辺縁からの漏洩や変色の原因になることがあります |
| ラミネートベニア | 表側をおよそ0.3〜0.7mm程度 | 前歯の色・形・すきっ歯・軽度の傾きを、面としてまとめて整えること | 歯ぎしりが強い方、かみ合わせが深い方、歯質の欠損が大きい方は適応とならないことがあります |
| セラミッククラウン (かぶせ物) |
歯の全周 | 歯質の欠損が大きい歯、神経を失った歯、大きな形態変更 | 削除量が最も多く、歯の神経への負担も大きくなります |
どの方法が優れているということではなく、歯の状態によって適応が変わります。白斑がエナメル質の表層にとどまるのであれば、削らずに済むレジン浸潤法のほうが低侵襲です。一方、欠損が大きい歯や神経を失った歯では、ラミネートベニアでは支えきれず、クラウンが適応となります。
前歯に白い詰め物(コンポジットレジン)が入っており、変色や境目の着色のたびに詰め直している、という方は少なくありません。しかし、つぎはぎの充填をさらに充填でやり直しても、色調と形態が整うとは限りません。継ぎ目が増えるほど辺縁からの漏洩が起こりやすくなり、そこが再び変色の原因になります。
こうした状態では、面としてまとめて覆うラミネートベニアが選択肢になります。既存の充填物に接着する部分が残る場合は、エナメル質に接着した場合より生存率が下がることが報告されていますので9、どこまで既存の充填物を置き換えるかを含めて設計します。
テトラサイクリン系抗菌薬の影響による変色は、歯の内側の象牙質そのものが着色しています。表層のエナメル質より内側のほうが色が濃いため、削る量を増やしても明るくなるとは限らず、かえって下地が暗くなって遮蔽が難しくなることがあります。削除量、セラミックの厚みと透過性、装着用レジンセメントの色調を組み合わせて設計する必要があり、診断の比重が大きい症例です。
院長は新潟大学医歯学総合病院の変色歯外来で診療に従事し、同大学で共同研究者として、CAD/CAMによるセラミック修復およびラミネートベニアの研究報告を行っています4。変色の程度と原因を診査したうえで、ホワイトニング・レジン浸潤法・ラミネートベニア・クラウンのいずれが適しているかをご説明します。
レジン浸潤法は、ご希望に応じて当院でも行っています。歯を削らずに、エナメル質の白斑へ低粘度のレジンを浸み込ませる処置です。使用する材料は国内で医療機器としての認証を受けたものです(管理医療機器・歯面コーティング材)。
自由診療(保険適用外)です。費用は1歯55,000円(税込)、2歯目以降は1歯につき22,000円(税込)です。処置は多くの場合1回の来院で完了します。主なリスク・副作用として、白斑が完全に消えるとは限らず改善の程度に個人差があること、白斑が深部に及ぶ場合や実質欠損を伴う場合は適応とならないことが挙げられます。
METHOD
当院ではラミネートベニアを、院内のCAD/CAM(CEREC)で当日中に製作する方法と、歯科技工所で1歯ずつ製作する方法の2通りで行っています。費用はどちらも1歯264,000円(税込)で、通院回数と色調の作り込み方が異なります。
| CEREC即日 | 技工所製作 | |
|---|---|---|
| 通院回数 | 1回 | 4〜5回 |
| 期間 | 当日完了(所要3〜4時間程度) | 約1〜2ヶ月 |
| 材料 | 院内でセラミックブロックから削り出します | 症例に応じて選択します |
| 色調の作り込み | 単色のブロックに着色して再現します | 歯科技工士が1歯ずつ調整します。立会により歯の色を直接確認します |
| モックアップ | 症例により省略できます | 実施をお勧めしています |
| 向いている症例 | 1〜2歯の限られた範囲の改善。周囲の歯との色調の条件が単純な場合 | 前歯部複数歯の全体的な審美改善。色調再現の要求が高い場合 |
| 費用(1歯・税込) | 264,000円 | 264,000円 |
| 保証 | 5年 | 5年 |
CEREC即日は単色のセラミックブロックから削り出すため、隣の歯との色調のなじみは、歯科技工士が1歯ずつ調整する技工所製作に及ばない場合があります。逆に、通院の負担が小さく、仮歯の期間が生じないという利点があります。診査のうえで、どちらが適しているかをご提案します。
APPROACH
エナメル質の中で形成を終えること、象牙質が露出した場合はその場で封鎖すること、CAD/CAMで適合性を確保すること、下地の色をどこまで遮蔽するかを診断すること。この4点を軸に設計します。
最大12年間・580枚のラミネートベニアを追跡した研究では、象牙質に接着したもの、あるいは形成の辺縁が象牙質に及んだものは、エナメル質に接着したものと比べて約10倍失敗しやすいと報告されています1。同じ研究グループの報告では、形成をエナメル質内にとどめた場合、脱離とマイクロリーケージによる失敗が認められなかったとされています2。
当院では、事前のシミュレーション(モックアップ)を通してその形を歯に写し取り、必要最小限の量だけを削る手順をとります。「削ってから考える」のではなく、「完成形を決めてから、その分だけ削る」という順序です。
状況によっては、象牙質の露出を避けられないことがあります。11年間の前向き臨床研究では、象牙質の露出が50%を超えた歯において、形成直後に象牙質を接着材で封鎖する処置(イミディエイト・デンティン・シーリング)を行った場合の生存率が96.4%、行わなかった場合が81.8%と報告されています3。
当院では、露出した象牙質を必要に応じてその場で封鎖し、術後の知覚過敏と接着強さの両面に配慮します。
院長は、CAD/CAM(CEREC)で製作したラミネートベニアの適合性と辺縁封鎖性が窩洞形態によってどう変化するかを検証し、日本歯科保存学雑誌に報告しています4。適合性は、装着後の辺縁着色や二次う蝕のリスクに直結する要素です。
チェアサイドCAD/CAMで製作されたラミネートベニアについては、5年経過時点で99.0%の生存率を示した臨床研究5や、617枚を最長9年追跡してカプランマイヤー生存率94%を報告した研究6があります。
変色歯では、下地の色をどこまで遮蔽し、どこまで透過させるかの判断が仕上がりを左右します。遮蔽しすぎれば不自然な白さになり、透過させすぎれば元の色が浮き上がります。
院長は新潟大学医歯学総合病院の変色歯外来で専門的な診療に従事してきました。セラミックの厚み、材料の透過性、装着用レジンセメントの色調を組み合わせて設計します。
FLOW
製作方法によって流れが異なります。CEREC即日は通院1回・当日完了、技工所製作は通院4〜5回・約1〜2ヶ月です。
口腔内診査、レントゲン、口腔内写真の撮影を行い、ご希望を確認します。
口腔内スキャナーで歯型を採得します。粘土のような材料による型取りは行いません。
CERECのソフト上で形態を設計します。画面でご確認いただけます。
歯の表面をわずかに整えます。症例によっては削らない(ノンプレップ)ことも可能です。
院内の機械でセラミックブロックから削り出します。所要は約15〜20分です。
ステイン・グレーズを施して炉で焼き付けます。
色と形をご確認いただき、防湿下で接着します。
かみ合わせを確認して仕上げます。
口腔内診査、レントゲン、口腔内写真の撮影を行い、ご希望を確認します。
歯列と顔貌のデータを採得します。
歯科技工所が、顔貌と歯列に調和する形態を設計します。
設計した形をお口の中で樹脂により再現します。鏡でご確認いただきながら調整します。この段階で治療を見送っていただくことも可能です。
モックアップで確定した形をもとに歯の表面を整え、再度スキャンします。
製作を担当する歯科技工士が来院し、歯の色調・透明感・質感を直接確認します。
歯科技工所でセラミックを1歯ずつ製作します。材料は症例に応じて選択します。期間は2〜4週間です。
色と形をご確認いただき、防湿下で接着します。歯科技工士が立ち会う場合があります。
かみ合わせを確認して仕上げます。
装着後の状態を確認します。その後は定期的なメンテナンスに移行します。
AFTERCARE
しみる、色が合わない、外れた、境目が着色してきた。いずれも原因が複数に分かれるため、当院ではまず原因の切り分けから行います。
「治療そのもの」よりも、「その後に起きたことへの対応」でお困りの方が少なくありません。当院では次のような症状について、原因の切り分けから対応します。
形成後の一時的な知覚過敏は起こりうる反応で、多くは時間とともに落ち着きます。ただし、持続する場合は象牙質の封鎖不足、接着操作の問題、かみ合わせの干渉、あるいは歯髄自体の問題など、原因が分かれます。原因によって対処法が異なるため、まず切り分けを行います。
装着後の色調不調和は、セラミック自体の色、下地の色の透過、セメントの色、周囲の歯の変化のいずれかに起因します。すでに他院で装着されたものについても、原因を診査したうえで、再製作が必要かどうかをご説明します。なお、神経を失った歯に装着したラミネートベニアは、生活歯と比べて色調の不一致が生じやすいことが報告されています3。
脱離した場合、そのまま再接着してよいケースと、再製作が必要なケースがあります。接着面の状態を確認せずに再接着すると、短期間で再び外れることがあります。破折については、欠けの範囲と部位によって対応が変わります。
歯とセラミックの境目の着色は、適合性、接着操作、清掃状態、喫煙習慣などが関与します。11年間の臨床研究では、喫煙者において辺縁の着色が有意に多いことが報告されています3。研磨で対応できる範囲か、やり直しが必要かを診査します。
他院で治療された方のご相談も承っています。担当された先生を批判することが目的ではなく、現在の状態を客観的に評価し、選択肢をお示しすることが目的です。セラミック治療のセカンドオピニオンのページもご覧ください。
CASE
治療前後の状態です。仕上がりは口腔内の条件によって異なります。
掲載した写真は一例です。同じ治療を行っても、口腔内の条件によって結果は異なります。
DOCTOR
院長は大学において21年以上にわたり修復治療の研究と臨床に従事し、CAD/CAMで製作したラミネートベニアの適合性と辺縁封鎖性について日本歯科保存学雑誌に報告しています。
院長 風間 龍之輔(歯学博士)は、大学において21年以上にわたり修復治療の研究と臨床に従事しました。新潟大学医歯学総合病院では変色歯外来およびCAD/CAM外来を担当し、変色歯の審美修復とデジタル技術を用いた修復治療を専門としてきました。
ラミネートベニアについては、CAD/CAMで製作した修復物の適合性と辺縁封鎖性を窩洞形態との関係から検証し、新潟大学での共同研究として日本歯科保存学雑誌に報告しています4。また、CERECの開発者であるチューリッヒ大学 Werner Mörmann 教授に直接師事し、30年近くにわたり本システムの臨床応用に取り組んできました。
現在は年間50回を超える講演活動を行うとともに、松本歯科大学歯科保存学講座の臨床教授として、学生の臨床講義を担当しています。
EVIDENCE
25の臨床研究・6,500枚を対象としたシステマティックレビューでは、ラミネートベニアの10年推定累積生存率は95.5%と報告されています。当院の治療方針は、こうした研究結果を踏まえて組み立てています。
ラミネートベニアは、40年近い臨床報告の蓄積がある治療法です。当院の治療方針は、以下のような研究結果を踏まえて組み立てています。
25の臨床研究・6,500枚のラミネートベニアを対象としたシステマティックレビューでは、10年推定累積生存率は95.5%と報告されています7。破折を失敗と定義した場合は96.3%、脱離では99.2%、二次う蝕では99.3%、根管治療の必要が生じたケースでは99.0%でした7。
29の研究を対象としたシステマティックレビューおよびメタアナリシスでは、10.4年時点の統合生存率は93〜97%程度と報告され、セラミック材料の種類による有意差は認められませんでした8。当院では、症例の条件に応じて材料を選択します。
エナメル質・象牙質・既存の充填物のいずれに接着したかを比較したシステマティックレビューでは、エナメル質に接着したセラミックベニアが最も高い生存率と成功率を示し、合併症の発生も少なかったと報告されています9。
CERECで製作したラミネートベニア197枚を5年追跡した研究では、平均生存率99.0%、成功率96.4%と報告されています5。より長期では、617枚を最長9年追跡し、カプランマイヤー生存率94%、生存した修復物の98%が臨床的に許容範囲、検査した歯の97.3%が生活歯であったとする報告があります6。
これらは統計上の数値であり、個々の患者様の結果を保証するものではありません。かみ合わせ、歯ぎしりの有無、残存するエナメル質の量、日々のお手入れによって経過は変わります。
COST
ラミネートベニアは公的医療保険が適用されない自由診療です。1歯264,000円(税込)で、モックアップと歯科技工士立会・シェードテイクは別途申し受けます。
| 治療項目 | 費用 |
|---|---|
| ラミネートベニア (1歯・5年保証) |
264,000円 |
| モックアップ (1歯) |
55,000円 |
| 歯科技工士立会・ シェードテイク(1回) |
33,000円 |
| 初診・カウンセリング・診査診断 (初診料) |
28,000円 |
| マウスピース (併用をお願いする場合) |
66,000円 |
技工所製作で、モックアップと歯科技工士立会(2回)を行った場合の目安です。初診料は含みません。
| 歯数 | ラミネートベニア | モックアップ | 立会(2回) | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 2歯 | 528,000円 | 110,000円 | 66,000円 | 704,000円 |
| 4歯 | 1,056,000円 | 220,000円 | 66,000円 | 1,342,000円 |
| 6歯 | 1,584,000円 | 330,000円 | 66,000円 | 1,980,000円 |
いずれも症例により異なります。診査のうえでご説明します。
カザマデンタルクリニック(自由診療専門) 〒104-0061 東京都中央区銀座2-6-5 藤屋ビル4階
電話 03-3538-3345 メール info@kazama.dental
診療時間 火・水・金・土 10:00-18:30(月・木・日曜祝日休診)
WARRANTY
ラミネートベニアは装着日から5年間の保証の対象です。ただし、審美目的のみの治療は医療費控除の対象外となります。
ラミネートベニアは、装着日から5年間の保証の対象です。CERECガラスセラミックと同じ条件です。
次の場合は、保証の対象外となります。
歯の色や形の改善のみを目的とする審美目的の治療は、医療費控除の対象外となります。むし歯が認められる場合は、控除の対象として申請いただけます。
制度の概要や申告方法については、治療費のページの「医療費控除について」をご覧ください。判断に迷われる場合はご相談ください。
RISK
ラミネートベニアは自由診療(保険適用外)です。治療にあたり、次のような事象が生じることがあります。
FAQ
削除量、費用、通院回数、他の治療法との選び分けなど、ご相談の多い項目をまとめました。
症例によりますが、おおむね0.3〜0.7mm程度です。エナメル質の厚みの範囲内で終えることを目標としています。ただし、歯の位置が内側に入っている場合など、ほとんど削らずに済むケースもあれば、それ以上必要になるケースもあります。診査のうえでご説明します。
ラミネートベニアは1歯264,000円(税込)です。これとは別に、モックアップが1歯55,000円、歯科技工士立会・シェードテイクが1回33,000円かかります。
たとえば2歯を技工所製作で、モックアップと立会2回を行った場合、初診料を除いた合計は704,000円です。初診料は28,000円です。いずれも自由診療(保険適用外)です。
製作方法によって異なります。CEREC即日で製作する場合は通院1回・当日完了で、所要時間は3〜4時間程度です。歯科技工所で製作する場合は通院4〜5回・期間は約1〜2ヶ月です。
どちらが優れているということではなく、適応が異なります。1〜2歯で、周囲の歯との色調の条件が単純な場合はCEREC即日が向いています。前歯部の複数歯を全体的に整える場合や、色調再現の要求が高い場合は、歯科技工士が1歯ずつ調整する技工所製作が向いています。診査のうえでご提案します。
つぎはぎの充填をさらに充填でやり直しても、色調と形態が整うとは限りません。継ぎ目が増えるほど辺縁からの漏洩が起こりやすくなり、そこが再び変色の原因になります。
面としてまとめて覆うラミネートベニアが選択肢になります。ただし、既存の充填物に接着する部分が残る場合は、エナメル質に接着した場合より生存率が下がることが報告されていますので9、どこまで置き換えるかを含めて設計します。
歯質の欠損の大きさによります。クラウンは歯を全周にわたって削るため、削除量が最も多くなります。歯質が十分に残っていて、色や形の改善が目的であれば、表側だけを扱うラミネートベニアのほうが歯を残せます。
一方、欠損が大きい歯や神経を失った歯では、薄いセラミックでは支えきれないため、クラウンが適応となります。診査のうえでご説明します。
必要とは限りません。白斑がエナメル質の表層にとどまるものであれば、歯を削らずに樹脂を浸み込ませるレジン浸潤法のほうが低侵襲です。
白斑が深い場合や、色以外に形態の改善も希望される場合には、ラミネートベニアが選択肢となります。まず白斑の深さと範囲を診査します。
ご相談を承っています。テトラサイクリン系抗菌薬の影響による変色は、歯の内側の象牙質そのものが着色しています。表層のエナメル質より内側のほうが色が濃いため、削る量を増やしても明るくなるとは限らず、かえって下地が暗くなって遮蔽が難しくなることがあります。
削除量、セラミックの厚みと透過性、装着用レジンセメントの色調を組み合わせて設計します。院長は新潟大学医歯学総合病院の変色歯外来で診療に従事してきました。変色の程度と原因を診査したうえで、適した方法をご説明します。
装着日から5年間の保証の対象です。ただし、就寝時のマウスピースの使用をお願いした方が使用されていない場合と、定期検診を受診いただいていない場合は、保証の対象外となります。
歯の色や形の改善のみを目的とする審美目的の治療は、医療費控除の対象外です。むし歯が認められる場合は、控除の対象として申請いただけます。判断に迷われる場合はご相談ください。
25の臨床研究をまとめた報告では、10年推定累積生存率は95.5%とされています7。ただしこれは平均的な数値であり、かみ合わせや歯ぎしりの有無、お手入れの状態によって個人差があります。
削除量が少ないため、多くの場合は局所麻酔なし、または少量の麻酔で処置が可能です。術後に一時的に冷たいものがしみることがありますが、多くは経過とともに落ち着きます。
加齢による自然な着色であれば、まずホワイトニングをご検討いただくことをお勧めします。歯を削る必要がないためです。ホワイトニングでは改善しにくい変色や、形態・すきっ歯の改善を同時に希望される場合に、ラミネートベニアが選択肢となります。
1本から可能です。ただし、左右のバランスや隣の歯との色の調和を考えると、複数歯をまとめて計画したほうが結果が安定する場合があります。
はい。脱離、破折、色調の不調和、境目の着色などについて、原因の診査からご相談を承っています。
歯の位置のずれが大きい場合は、矯正治療のほうが歯を削らずに済むため適しています。ずれが小さく、色調の改善も同時に希望される場合には、ラミネートベニアが有力な選択肢となります。当院では、必要に応じて矯正専門医と連携します。
硬いものを前歯で強く噛むことは避けてください。歯ぎしりや食いしばりの傾向がある方には、就寝時のナイトガードをお勧めしています。日常の歯みがきは通常どおりで問題ありませんが、定期的なメンテナンスにお越しください。
REFERENCES
本ページの記載は以下の文献に基づいています。掲載した数値は各研究における統計値であり、個々の治療結果を保証するものではありません。
CONTACT
適応の判断には診査が必要です。まずは現在のお悩みをお聞かせください。他院で治療された歯についてのご相談も承っています。
ご予約・ご相談は、お電話またはメールで承っております。
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